CQCとは!? CQCのサービス概要を解説

皆さんはSAP Enterprise Supportのサービスを活用していますか?

SAP Enterprise Supportに契約すると、たくさんのサービスを受けることができ、その中の1つにCQCサービスがあります。
本記事では、CQCとは何なのか、SAP Basisが利用するCQCサービスの概要について解説していきます。

目次

CQC(Continuous Quality check)とは

CQCとは、継続的品質チェック(Continuous Quality check)のことで、SAP社のエキスパートがシステムやソリューションの実際のデータに基づき分析を行い、継続的に改善するための詳細なアクションプランを記載したサービスレポートを提供するサービスです。

【サービス前提条件】
 ・SAP Enterprise Supportを契約する

【サービス実施条件】
 ・SAP Solution Managerがインストールされている
 ・SAP Solution Managerと調査対象システムにリモート接続ができる
 ・SAPサービスアドオンコンポーネント(ST-PI,ST-A/PI)を最新化する
 ・SAP Solution ManagerでEarlyWatch Alertを有効化する

【サービス依頼方法】
 ・SAP OSS(SAP Support Portal)でコンポーネント:SV-BO-REQを指定しインシデントを起票する

SAP Basisが利用するCQCサービス3選

ここからは、CQCの中からSAP Basisが利用する3つのサービスについて詳しく解説していきます。
詳細については下記にサービスごとの資料が掲載されていますので、そちらをご確認ください。

①SAP EarlyWatch Check

SAP CQC EarlyWatch Checkは、SAPソリューション、OS、DBを対象として解析を行い、パフォーマンスを最適化し総所有コスト(TCO)を最小に抑える方法を発見するためのサービスです。
SAP CQC EarlyWatch Check は、SAP EarlyWatch Alertの情報に基づき計画することができます。

【実施時期】
 ・SAP EarlyWatch Alertから重大な警告が出された場合
 ・パフォーマンスや可用性が最適レベルに達していないコンポーネントがあることが判明した場合

【チェック内容】
 ・現在のステータス
 ・使用頻度が高いトランザクションの応答時間
 ・リソース消費量が多いトランザクション
 ・ワークロードの分散
 ・ハードウェア使用率
 ・エラー発生状況
 ・データベース管理
 ・パフォーマンスとボトルネックの分析

【サービス実施期間】
 ・1日

【前提条件】
 ・本サービスは本稼働システムのみ利用可能

②SAP CQC Going Live Service

SAP CQC Going Live Serviceは、本稼働開始時の技術的な安定性および良好なパフォーマンスなどの円滑な本稼働開始を目的として、標準的手法を用いてシステムをチェックするサービスです。

【実施時期】
 ・本稼動中のコアビジネスプロセスに技術的な安定性、パフォーマンス、スループットに関してリスクがある場合
 ・本稼動フェーズ(例:新規インストール、期末処理に関連するプロジェクトなど)でサポートが必要な場合
 ・期末処理などのクリティカルプロセスで、分析および最適化が必要なパフォーマンスの問題が存在する場合

【チェック内容】
 ・ハードウェア使用率
 ・システム安定性
 ・システムパフォーマンス
 ・インターフェースアクティビティ
 ・クリティカルビジネスプロセスステップのパフォーマンスおよび安定性

【サービス実施期間】
 ・5稼働日連続

【前提条件】
 ・大幅な変更が発生しない場合(例:サポートパッケージ適用、新機能なしのEnhancement Package導入)は有効ではない

③SAP CQC for implementation(SAP Going Live Check)

SAP CQC for Implementationは、旧SAP Going Live Checkのことで、円滑な本稼働の開始、およびSAPソフトウェアソリューションの技術的に安定した運用を目的として、お客様にカスタマイズされたサービスを提供します。
SAP CQC for Implementationは解析および確認の2つのセッションで構成され、解析セッションは本稼働開始予定日の4週間以上前、確認セッションは本稼働開始4~6週間後にシステム動作をチェックします。

【実施時期】
 ・新規導入の場合
 ・現在のSAPソリューションの拡張を行う場合
 ・データ量やユーザー数が大幅に増加している場合

【チェック内容】
 ・本稼働ソリューション環境の技術的な性能の検証
 ・ソリューションに含まれる調査対象システムのシステム構成チェック(データベース、システムコンポーネント)
 ・コアビジネスプロセスのパフォーマンスの分析および最適化
 ・お客様のソリューションに属するシステムのパフォーマンスおよび安定性の検証

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